2017年03月29日

書評『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(ケント・ギルバート著)を読みました

中国・韓国に関係する本はこれまでに何冊か読んでいますが、アメリカ人が著わした本を読むのは初めてでした。日本人の特徴も書いてありますから、その比較が「そうそう、そうなのよね」というものと、「なるほど、そうだったのか!」という新たな発見もあり、大変おもしろく勉強になりました。
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講談社刊 新書(2017年2月20日発行)

とてもわかりやすく、コンパクトにまとめられているので、一気に読めてしまいます。日本人のことも、我々が気づかないようなことを指摘されており、一読の価値があります。序章、第一章〜第五章まであり、タイトルは、

序章  「儒教の呪い」とは何か
第一章  沖縄も東南アジアも樺太も中国領?
第二章  キリストも孔子も韓国人?
第三章  中国・韓国の自己中心主義の裏側
第四章  日本は儒教国家ではない!
第五章  儒教の陰謀は現在進行中!


序章では、道徳と倫理を捨てた儒教の害毒について語っています。

論語の「己の欲せざる所、人に施すことなかれ」(自分が人からされて嫌だと思うことを、人にやってはならない)という一節は、他人に迷惑を掛けることをなによりも戒める、日本人のメンタリティにピッタリ、だと言います。でも、現代の中国人の多くは、こうした道徳や倫理を完全に置き忘れてしまった、というのです。

その一方で、家族愛や信義などは「文化大革命」後も生き残って、「公」(おおやけ)よりも「私」(わたくし)を重んじる方向へ向かい、「私」や「一族」の利益のためなら、法律を侵すこともよしとする風潮へと変化していった。

つまり、彼らが国際法という公のルールを守ることよりも、「自国の利益」を、実際には共産党幹部や軍の将軍が、「自分とその一族の利益だけ」を守ることのほうが重要だと考えている。これが、

今日、中国が世界の中でも特異な価値観を持ち、国際社会から孤立を深めている大きな要因、だと分析しています。

第一章
中華思想をメンタリティの中心に据えている中国人。21世紀に入った今日でも、中国は世界の潮流とはまったく逆の動きをしている。独立国だったチベットが人民解放軍によって制圧され、完全に中国の支配下におかれ、チベット人に対する人権侵害が現在も続いている。東トルキスタンもいまでは新疆ウイグル自治区となり、内モンゴル自治区も同様に制圧された。

これらの地域で数多くのチベット人やウイグル人、そしてモンゴル人が虐殺され、ナチスがユダヤ人に行ったような迫害を現在も受け続けている。

東シナ海や南シナ海でも中国の覇権主義が露骨になっているのは、「もともと中国の領土だった」と思っているから。愛国教育がこうした中華思想に拍車をかけており、ハワイの領有権にも言及している。「オレ様国家」だから、世界の常識から外れたことをいっても、恥ずかしいという意識がない。

中国は沖縄も本気で狙っている、と、平和ボケした日本人に警告を発しています。

第二章
主に韓国について語っています。朝鮮民族の先人は中華思想を全面的に受け入れるという道を選んだため、自意識過剰な選民思想を抱いている。中国皇帝に絶対服従し、中国にすり寄ることで、他の周辺国に対して優位性を保とうとして、自分たちのことを「小中華」と自称している。

日本では、聖徳太子が隋の煬帝に送ったとされる国書の中に、有名な「日出ずる處の天子、書を日没する處の天子に致す、恙(つつが)なきや」という一文があり、中国皇帝への従属を拒否し、あくまでも対等な外交を求める決意を表明した。

韓国は、日本のおかげで清やロシアの従属的な地位から独立し、近代化を遂げることができた。しかし、韓国の歴史教科書にはそんな記述はなく、また韓国内でそのような発言を行えば、たちまち袋叩きにあう。自尊心を保つためには、平気で嘘をつくのが韓国人だ。

朴槿恵政権による「告げ口外交」についても触れており、いくら日本に謝罪と賠償を要求されても、歴史上存在しない事実を日本政府が認めるわけにはいかない。かつて宮沢喜一総理や河野洋平官房長官が、ろくに事実関係を確認せずに謝罪したのは大失態だ、としています。

大統領が不幸な最期を迎えるわけについては、強権的な大統領制度の問題ではなく、韓国人の国民性を育んだ儒教や事大主義に立ち返って問題の本質を捉えない限り、韓国は今後も同じ過ちを繰り返すと確信している。

第三章
中国には日本から多額の援助金が渡っているが、他の国のように感謝することはない。発展途上国が先進国から援助してもらうのは当たり前だと思っているか、中華思想による「朝貢」だとでも見ているのではないか。韓国も同様で、その失礼極まりない態度に関していえば、長年の宗主国だった中国以上かもしれない。

日本はいわゆる韓国併合以来、劣悪だった朝鮮半島の衛生状態を大幅に改善し、一般庶民にまで教育を施し、金銭面その他でも多大な援助を行ってきたが、韓国人は歴史を歪曲し、受けた恩への感謝どころか、日本への批判を続けている。

中国には、「易姓革命」といって、天子の徳がなくなれば、天が王朝を見限り、革命が起きるという、儒教に基づいた考え方がある。そのため、新しく皇帝の地位に就いた者がまずやることは、正統性を裏付けるために歴史を改ざんする。

死生観については、仏教的思想の日本と儒教的思想の中国・韓国とでは、死者に対する考え方が大きく違う。だから靖国神社に祀られている「A級戦犯」は、何百年経っても許されない存在で、彼らには「罪を憎んで人を憎まず」という概念が欠如している。もはや日本に戦犯などいない。

靖国神社参拝を悪とする日本のメディアは、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が施した「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」というマインドコントロールから抜け出せないでいる。

中韓の立場としては、戦争犯罪者というレッテルを日本に貼り続けることで、もし本気を出されたら絶対に勝てる見込みがない、あの「強すぎた日本」を永遠に封印したいと考えているのだろう。

第四章
「日本人の道徳規範は武士道」「日本が儒教に毒されなかった背景」などについて語られており、中国・韓国と違った独自の文化を生み出すことができたのは、日本は建国以来、一度も王朝交代が起きていないこと、「絶対的な公」つまり「天皇・皇室」が存在することを要因のひとつとして挙げています。

また、もともと日本人に根付いていた行動原理の影響も大きく、「話し合いで物事を決める和の精神」が、日本人にだけあるから。

儒教の「仁・義・礼・智・信」だけを古来の「和」の精神のなかに融合させ、その基礎から武士道を確立した日本人の精神風土は、中国、韓国のような儒教国家とはまったく違う。

第五章
だいぶ長くなってしまったので、簡単にいうと、「儒教の陰謀は現在進行中」という題で、「世界遺産認定でのちゃぶ台返し」「野球の五輪予選での紳士協定違反」など、韓国に関する問題、中国漁船衝突事件でのレアアースの対日禁輸や日本人ビジネスマンの逮捕など、中国の詐術に関する問題が語られています。

さらに、日本のマスコミの偏向報道について、中国や韓国の宣伝機関に成り下がっているケースが目立つ、メディアのなかにかなりの数の外国工作員が紛れ込んでいると指摘し、中国共産党の対日工作についても暴露しています。「日中は事実上の戦争状態に入っている」とみなす軍事専門家は少なくない、と。 


以上は本書の内容のほんの一部に過ぎませんが、日本人ではない方が、これほど詳しく日中韓の歴史や文化の相違、現代の問題を研究・分析されていることには本当に頭が下がります。長く日本に関わってきたケント・ギルバートさんだからこそ、でもあるのでしょう。

最後に著者は「あとがき」で次のように語っています。

「日本人は、自国の歴史や文化に誇りを持たなければなりません。(略)まずは日教組に支配された教育現場から改革したいところです。(略)左傾化し過ぎたマスコミの改革も急務です。(略)戦前や戦中の日本のすべてを否定するのはそろそろやめにしましょう」

「日本は世界に誇るべき歴史を持った国です。そして日本人は誰からも尊敬され、愛される国民性を持った民族なのです。かくいう私も、アパ日本再興財団が主催する「真の近現代史観」懸賞論文のなかで、

『日本のなかでいちばん好きなのは日本人です』

と書いたくらいです。儒教の呪いに支配された国々からのいわれなき誹謗中傷に臆することなく、もっと自信と誇りを持ってください」← 感涙!(;´Д`)

日本人よ、もっと誇りをもって自分の国を愛しましょう。



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2016年10月14日

USB端子(旧パソコン)の故障がなおった! わーい、大事な「イラスト原画」が取り出せたよ

前に使っていた古いパソコンのUSB端子がなぜか壊れて、使用不能になってしまったのですね。最初はひとつだけだったのが、次にはあとの二端子も全部無反応になったので、もうだめだとあきらめて、新しいパソコンに買い替えました。

問題のパソコンは廃棄しないで、部屋に置いてあります。新パソコンに移したい文書、画像などが入っているので、処分できなかったのです。なんとか直らないものかと思って、その後も何度かUSBメモリを差し込んで試してみたのですが、まったく反応がありませんでした。

でも先日、どうしてもあきらめきれなくて、ネットの情報を参考にして、パソコン内のトラブルシューティングの説明を読みながら、端子を変えていろいろやってみたら、突然、ひとつの端子が反応して、メモリが光ったのです。

メモリ内の読み込み成功! ということはパソコン内の画像・文書も外部メモリに送り込める? そのとおりでした。奇跡だ―、と言ったら大げさだけど、なによりも、小説に使う原画(有料。プロのイラストレーターに依頼して描いてもらった)が取り出せたのがうれしいです。

そもそも、パソコンが故障する前にバックアップを取っておかなかったのがいけないのですよね。みなさんも外部メモリまたはHDDでのバックアップ、忘れないように気を付けてください。

イラストは幕末に活躍した一志士の創作小説の表紙に使用する予定でした。ところが、第一巻は発行できましたが、続編の第二巻を出す前に発行元のサービスが停止されてしまい、後者はいまだに未発行となっているのです。予算の都合もあるし、他社では高額なのでちょっときびしい〜 (>_<)

でも、あきらめてはいませんよ。あと何年かかっても、なんとか発行にこぎつけたいです。小冊子なので、一巻と二巻を合併して、より本格的な書籍にすれは良いのですけど、そこまでは難しいかなあ、うーん。スポンサー見つけないとね。

一巻は発表済みで、表紙の画像は

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二巻の表紙になる予定の未発表イラストを大サービスで、一部だけ見せちゃいます。

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あと、長編連載小説「明治六年秋」は最終章の前編をこのあいだUPしました。次の後編で完結ということになります。そんなわけで、現在本館サイトの更新準備のほうが忙しくて、弊ブログの更新は滞りがちになっています。

今年中はこんな感じになると思いますので、ご了承ください。来年からはもっと本腰をいれて、ブログのほうの更新もがんばりたいと思います。


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2016年09月18日

ペットの老いと病気にどう向き合えばよいのか

うちのわんこは今年17歳になるんですよ。眼も悪く、耳もほとんど聞こえなくなっていますが、食欲だけはあって、のろのろでもお散歩もできるので、その点はまだ安心です。とはいえ、歳のせいか、次から次へと病気ばかりして、なかなか動物病院と縁が切れません。

最近はネコのほうが人気があるそうですが、歴史的に人間とのつきあいはイヌのほうが長いのですよね。日本だと、新石器時代にはもうイヌが飼育されていて、ネコは奈良時代に中国から伝わったとされています。古墳からもウマやシカ、イノシシなどと共にイヌの埴輪が出土しています。

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奈良県四条古墳

縄文時代には人間の狩のよきパートナーとなり、江戸時代になると、スペインやポルトガルの商館をとおして洋犬が輸入されました。明治時代以降は日本犬と洋犬の交雑が増えて、純粋な日本犬が激減してしまいました。

昭和に入ってからは保存運動が本格化して、天然記念物に指定され、なんとか復興しました。ですから、柴犬、秋田犬、紀州犬、甲斐犬、土佐犬も、みな天然記念物なのですね。ちなみにイヌ科に属する動物は、オオカミやジャッカルのほかに、キツネやタヌキも入っているのですって。

ところで最近、ペットの病気や動物病院などを特集した雑誌を発見して、「これだっ」と、思わず購入してしまいました。

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ペットの高齢化にともなう問題、医療費や獣医の良し悪しなど、有名病院でも必ずしもベテラン医が見てくれるわけではなく、未熟な若手にあたる場合もあって、結局、対応が悪くて死なせてしまった、という例もあるようです。

がんや目の疾患など、特定の病気は「なんでも診ます」という総合医よりも、専門医に診てもらったほうが、正しい治療ができるとか。また、手術しても完治しないのに、手術を受けさせて、結果的に再発して、苦しんだ末に死なれてしまったときに、安楽死とどちらが良かったのか、と煩悶する飼い主もいるようです。

うちの犬は「てんかん症」と「徘徊症」で、なぜか発作はかならず夜間に起こります。それで、あわてて病院につれていくのですが、治療が終わって帰宅するときには夜中の1時をまわっていたりします。いまは毎日、薬(フェノバール)を飲ませているので、けいれんを伴う発作はなくなりましたが、ふらふら徘徊するくせはやみません。

危なっかしいから、ついて歩くしかないので、最近、ぐっすり眠れたことがありません。もう歳なのでしょうがないのかな、と思って。その時が来ることを覚悟して、ペットの火葬とか霊園などについても調べて、いざという時に慌てないようにしようと思っています。

その前に、自分がくたびれてしまわないように、健康には気をつけています。既述の雑誌に「プロが本当に信頼する動物病院」という独自調査のデータが掲載されていましたので、病院の選択で迷っていらっしゃる方の参考までに、上位5位までご紹介しますね。

1位 日本大学動物病院(神奈川県藤沢市)
  内科、消化器科、循環器科、腫瘍科、呼吸器科、軟部外科など

2位 日本動物高度医療センター(神奈川県川崎市)
  循環器・呼吸器科、泌尿生殖器・消火器科、脳神経科、整形外科など

3位 JASMINEどうぶつ循環器病センター(神奈川県横浜市)
  循環器科

4位 DVMsどうぶつ医療センター横浜(神奈川県横浜市)
  総合診療科、腎泌尿器科、循環器科、行動学科、脳神経科、皮膚科

5位 日本獣医生命科学大学付属動物医療センター(東京都武蔵野市)
  内科、循環器科、腎臓科、産科、呼吸器科、腫瘍外科、眼科など

なんか、ほとんどが神奈川県なので、6位(5件あり)のうち、大阪市に
「ネオベッツVRセンター」 総合診療科、整形外科、眼科、腫瘍科など

11位(6件あり)に京都府久我山町の
「 KyotoAR 獣医神経病センター」 神経・脊髄疾患(神経病に特化)

愛知県長久手市には、
「動物眼科センター」 眼科(眼科専門医による診察)

があることを追記しておきます。ペットも長寿になって、高齢化がすすんでおり、病死や老衰死などでペットを失った飼い主の「ペットロス」症状も問題になっています。私も「明日はわが身」という気がしていますので、今から「悲しみに耐える」心の準備はしていなくてはと思っています。残された日々に精いっぱいの愛情をそそいで……

posted by orion at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味・その他