2018年01月18日

小池さん、『希望の党』をお捨てなさい:復活の可能性は?

ここ数日、民進党と希望の党の統一会派をめぐる話が進んでいましたが、昨日、民進党の両院総会では反対意見が相次ぎ、実現が困難になったようです。

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一方、『希望の党』の玉木代表は16日の役員会で、民進党との統一会派結成に反対するメンバーらに配慮し、党を分割する分党を提案しました。
玉木氏は国会内で開いた役員会で「(結党当初の)オリジナルの希望の党の政策に準じていきたい方がいれば、分党手続きを経て、円満に整理していく」と述べました。

結局、民進党が結論を先送りしたために、『希望の党』の分党もなくなりましたが、代表自ら分党を検討するなんて、ちょっと呆れてしまいます。

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「1月22日に始まる国会に向けて、統一会派を組むという交渉・協議は今日の時点でなくなりました」

やはり、この人の身は『希望の党』にあっても、心は民進党に残留したままだったのですね。今回の分党発言でよくわかりました。

でも、いっそ分党したほうがはっきりして、良かったのではないかとも思ってしまいます。松沢議員(『希望の党』)は統一会派には反対していたようで、ばりばりの保守派である中山夫妻も同様だったでしょう。

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それで、小池さんも分党の時点できっぱり『希望の党』と決別し、彼らと行動を共にしたらどうでしょうか(もちろん、都知事の責任は果たしていくという姿勢は崩さずに)。一度、保守支持層の信頼・信用を完全に失っていますから、よほど腹をくくってかからないと、現在の状況を打開することは困難でしょう。

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『希望の党』結党発表時の小池都知事

政界において、影響力を取りもどす鍵は? そのチャンスはあるでしょうか?

最初に言うべきことは、自分のやり方は間違っていた、とはっきり認めることですね。それを認めないかぎり、先に進むことはできないと思います。彼女の敗因はこれまでにさんざん述べてきたので繰り返しませんが、意外に思ったことがあります。それは小池氏の

情報収集能力の欠如

です。自分の支持層がどこにあるのか、彼らが何を期待しているのかに、まったく無知だったという驚きがあります。支持者だけでなく、一般の国民も、民進党に代わる新しい強力な野党の存在を期待していたはず。そんなことは、ネット、その他の情報源をちょっとだけでも探れば、すぐにわかったはずです。

『排除』発言で急速に人気を落とした、などという印象操作を、今でも繰り返しているテレビ・メディアで、本当のことをはっきりと言った人がいます。それは「ワイドナショー」(フジテレビ)に出演した時の立川志らくさんです。

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彼は、小池氏の失敗は「排除」発言などではなく、民進党と一緒になってしまったことだ、と明言しました。また、玉木氏は最も民進党色の強い人物で「希望の党を乗っ取ってやる」とも強弁していたことを、暴露していました。

局や番組の意向に忖度するしょうもないコメンテーターが多い中で、彼が他の問題でも、真実を突く発言をしている場面を見たことがあります。

いずれにしても、新党を結党時から他党出身の議員に乗っ取られるような失態をやらかす政治家には、危なっかしくて、とても国のかじ取りは任せられないと、当然思われてしまったでしょう。

したがって、小池氏が総理大臣になる芽はほぼ完全に失われたとしても、やりようによっては、少数政党で自民党政権に揺さぶりをかけることはできると思います。あとは、次世代の「期待の星」を発見して育てあげれば、自分の引退後に希望を託すことができますし、日本の未来にとっても有益なことです。

これまで、何度も試みては失敗を繰り返してきた野党の無益なパワーゲームに関与して、うつつを抜かすのではなく、自分の足元をしっかり固めることに専念すること。能力ある者を遠ざけないこと。情報収集をしっかりして、けっして唯我独尊にならないこと。余分な欲を持たないこと。

そうした度量が小池さんにあれば、わずかでも衆院選での大失敗を挽回するチャンスはあると思います。その場合でも、まず過去の失敗を潔く認めることが条件ですが、彼女にもう一度国政にチャレンジするだけの気力と体力が残っているかどうか……

無理だと思ったら、都知事の任期を全うして、そちらで実績を積んで評価されるように努力されれば良いと思います。

九仭の功を一簣に欠く、という格言もあり、一度失った人気・信用を取りもどすことは並大抵なことではありません。でも、これまでの経緯は違いますが、特に保守層に不信感や疑惑をもたれていた政治家が、現在信頼され始めている例もあります。

河野外相がそうです。慰安婦問題に絡んだお父さんのこともあり、彼が外務大臣になることには反対する保守派は多かったと思います。ところが、やらせてみると、慰安婦にかかわる韓国の理不尽な要求をきっぱりつっぱね、また国際会議の席でも北朝鮮への制裁継続の必要性を断固として訴えています。

現在、河野外相の株は保守派の間では急上昇しています。今後、安倍総理がこの問題で韓国に譲歩したり、大使館や領事館前に慰安婦像が残ったままの状態に目をつぶって、ピョンチャン五輪で訪韓でもしたら、一気に人気を失い、来年秋の総裁選では河野外相が有力な対抗馬になるかもしれません。

このように、政治の世界は一瞬先は闇で、何が起こるか、どう変わるかわかりません。小池さんの決断力、人を惹きつけるパワー、男にも勝る度胸はやはり惜しいと思うので、最後の頑張りを見せてほしいとも思います。

二度と保守派を裏切らないこと、他の野党とつるまないこと、支持層が重なる自民党・安倍総理を無駄に批判しないで、むしろ褒める部分を残すこと。「安倍総理もよくやっていらっしゃるとは思いますが、もう少しここをこうしたらいい」とか「ああしたらいい」とか建設的な提言をすること。それが多少とも信頼を回復し、政権に絡むための条件になりましょう。

まだまだ前途多難で、吉と出るか、凶と出るかはわかりませんが、失意のどん底にあるであろう今も、チャレンジ精神を失っていなければ、こうした意見にも耳を傾ける余裕を持たれるように願っています。


posted by orion at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治
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