2018年10月29日

中国は本当に信用できるのか?

先日、中国を訪問した安倍首相は李克強首相、習近平国家主席と会談し、安全保障や経済分野で日中関係を「競争から協調」へと新たな段階に発展させることで一致しました。

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安倍首相と習近平国家主席

日本の首相による中国訪問は7年ぶり。日本が中国に対して行なってきた政府開発援助(ODA)については今年度をもって終了し、第三国への経済援助などで協力していくことを確認しました。

ということですけれど、本当に中国を信用して大丈夫なのでしょうか。

ベトナムやフィリピンなどの東南アジア諸国では、中国を警戒する動きがみられるそうです。日中の企業が第三国でインフラ整備に協力するって、つまり中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に、日本が積極的に参加する方針を固めたってことですよね。

中国がいったいどんな意図をもって、この経済圏構想を進めようとしているのか、「覇権主義」の疑念は払しょくされたのでしょうか。周辺諸国の警戒心を和らげるために、日本が利用されてしまうようなことはありませんかね。

スリランカでは、中国からの巨額融資で進められてきた港湾整備で債務の返済ができなくなり、港の経営権を中国に奪われてしまったそうですよ。パキスタン、マレーシアなどでも返済の不安などから事業の見直しが相次いでいます。

ミャンマーのインフラ整備では、水道管にプラスチックではなく鉄の管が使用されたために、水にサビが混ざって一年も経たずに使用不能となってしまったとか。

中国にメリットのある施設の建設ばかりが先行される一方で、地元にはなかなか恩恵がもたらされない、という不満が地域住民にも広まっているとのこと。

南シナ海では中国の軍事拠点化が依然として進行中ですし、尖閣諸島周辺では中国船による領海侵入が常態化している状況ですから、「共存共栄の道」を探るのは容易ではありません。

現在は貿易摩擦で米国との関係が悪化しており、日中関係を良好に保つことが重要とみていると思われますが、状況が中国に有利に変化すれば、またぞろ反日政策にもどってしまうことは十分に考えられます。

要するに、中国を甘く見てはいけない、ということ。何といっても一党独裁国家で、民主主義の基盤に立脚した国ではないのですからね。いくら安倍さんが解放性だの、透明性だの、財政の健全性、採算性だのを強調しても、中国の国家戦略が覇権主義に基づいているのであれば、抜け道も、姑息な手段も使われる可能性はあるわけです。

それに米国への配慮もしなければならないでしょう。同盟国を疑心暗鬼にさせないように。なにしろ、あのトランプ大統領ですからね。中国に負けず劣らず、怒らせればやっかいですよ。

隣国との関係改善は望ましいことですが、米国の理解を得る必要はあるわけで、安倍首相もそこらへんのところは十分にお考えになっていると思いますが、政権末期には事を急ぎがちでもあるので、一国民としていささか心配もしています。

まあ、四方八方良好な関係を保っていくことが理想ではありますので、日本のため、日本国民のために知恵をしぼって残りの任期をつつがなく全うされることを祈っております。

では、最後に「オリオンの生活日記」

最近、久しぶりに東京に出かけました。まあ、東京駅もずいぶんと開発が進み、益々にぎやかになっていましたね。地下街などは以前にも増して人混みがすごくなっていて、田舎から出てみるとめまいがするほどです。

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東京駅

こんな都会に長らく住んでいたのかと思うと信じられないくらい。もう住めませんね、地方のゆっくりした生活に慣れてしまうと。たまに出て、有名デパート店などで買い物をするのが、ほどよい距離感が保たれて良いように感じました。

posted by orion at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際